<ワクワーク2019 出展企業インタビュー>  第5回 株式会社カイユウ・プランナー菱谷佳代子さん

 ワクワーク2019に出展いただく企業の人事担当の方々に、会社の事業内容や会社の特徴、今年の募集職種や求められる人物像についてお話をお聞きしていく本企画ですが、第5回となる今回は、アニメ関連の記事からラップやファッションなどPOPカルチャーに紐づく数多くの情報を発信するメディアKAI-YOUを運営する株式会社カイユウの、プランナー 菱谷佳代子さんにインタビューさせていただきました。

 社内における幅広い職種のそれぞれの特徴から、社内のみならず社外を巻き込んでコミュニケーションをはかるための試みなどについて語っていただきましたので、ぜひともご覧ください!

 株式会社カイユウが募集する職種はこちら!

――本日はよろしくお願いします。はじめに、御社の事業について簡単に教えていただけますでしょうか。

菱谷佳代子さん(以下、菱谷):
 基本的には「KAI-YOU.net」というWebメディアの運営がメインとなります。会社としては、エンジニア、デザイナー、プランナー、編集者、ディレクターの5チームで構成されているので、メディア運営以外にもWebやシステムの開発業務、MVの撮影や編集も行っています。そのほかにも、アパレルを展開したり、ONE OK ROCKさんが所属しているA-sketchとの共同企画で新世代ラッパーオーディションを開催したり、とジャンル問わず幅広く事業を展開していますね。

――会社を2011年に設立された経緯をお聞かせください。また、幅広い事業展開をしていくにあたって何かターニングポイントなどがありましたらお教えください。

菱谷:
 元々、この会社自体が、同じ大学の仲間が集まったところから始まっているんです。大学時代は文芸雑誌を自費出版という形で発行していて、その雑誌の名前が現在のメディアの由来ともなる「界遊」という名前でした。

 会社を立ち上げる準備をしていた2009年〜2011年というのはとても変化があった時期で、例えばニコニコ動画の人気が盛り上がったり、ネットレーベルが勃興したり、カルチャー自体がインターネットの普及に合わせて変化していっているタイミングでした。アニメ業界も盛り上がりを見せていました。そんな中、自分たちでカルチャーや情報社会に関する情報をもっとリアルタイムに発信していきたいといったところから、媒体を書籍からWebに移行したんです。
 そうやって自分たちでメディア開発をしていたところ、受託で外部のWebサイトやメディアの制作を引き受けていくことにもなり、似たような形で芋づる式に仕事をしていった結果、気づいたときには何でもできるようになっていたという感じです。

 代表の米村や副代表の新見が、「Webやアプリだけに絞っていこう」というよりも「自分たちのできることをどんどん広げていこう」という発想だったことも大きかったのではないかとも思います。

――先程お話いただいた、エンジニア、デザイナー、プランナー、編集者、ディレクター、それぞれの業務内容についてお教えてください。

菱谷:
 エンジニアは「KAI-YOU.net」の開発がメイン業務です。記事を見やすくするためのツール開発も行っております。受託開発も時々行っているのですが、最近の実績としてはA-sketchの公式ページ制作があげられます。

 デザイナーはUIの改善、新規Webページのレイアウトから、記事用のアイキャッチや弊社新年会のキービジュアルといったところまで作成しています。受託仕事としてはCDジャケットのデザインだったり、MVの制作もしています。デザインだけじゃなくて、制作指揮ができたり、絵を描くことができたり、3DCGもできる人が入ると嬉しいなと思います。

 プランナーの仕事に関してですが、これは営業と広報をかねています。メインとなるのは記事広告のプランニングです。クライアントの課題に対して、KAI-YOUというメディアをとおしてどのように解決するのかを考えることが仕事です。メディアだからといって提案内容は記事という形式にとらわれる必要はなく、CMを作ったり、クライアントのWebを改修するといった方法も、提案としてはありえます。

 編集に関しては「KAI-YOU.net」のコンテンツをつくっていくことが一番の仕事です。企画を立ち上げ、その企画にGOサインが出たら、その進行も自身でしていきます。具体的には、ライターに声をかけ、カメラマンを選び、日程と予算を調整して、実際に記事化されるまでのマネージメントを行います。自社メディア以外にも『SWITCH』『ILLUSTRATION』といった雑誌などの企画・取材・編集も行っています。編集と聞くと、文章を書くことを思い浮かぶ方もいるかもしれませんが、記事といってもテキストだけがコンテンツではないので、映像やグラフィック制作の知識もあると良いですね。
同時に外部のライターやフォトグラファーと繋がることも仕事のひとつです。

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