<ワクワーク2019 出展企業インタビュー>  第5回 株式会社カイユウ・プランナー菱谷佳代子さん

――1週間の中で、御社ならではの内容がありましたら教えてください。

菱谷:
 特徴的なものとしては、毎週水曜日が会議の日になっていまして、終日会議を行っています。朝一にリーダー会議をやったうえで、全社員を集めての全体会をやります。ここでは各部署の報告や伝えたいことの共有をします。そのあとは、みんなでご飯を食べいますね。

――それは毎週やっているのですか。

菱谷:
 毎週ですね。お弁当配達やケータリングを依頼して、全員でご飯を食べています。弊社にはPOP10カ条というものがあって、そのひとつに「飯はなるべく一緒に食べる」という項目があり、毎週水曜日は一緒にご飯を食べることになっています。水曜日はさらに食事後に、1時間みんなで遊ぶ時間があります。TVゲームやカードゲーム、天気がいいときは散歩したり、外でバドミントンをやったりしてます。その後に各部署の会議に移ると気が付けば定時になっているというのが水曜日の流れになります。逆に言えば、水曜日以外は一切会議はないですね。

――今年度の採用枠についてお話しいただけますでしょうか。

菱谷:
 今回はデザイナー、エンジニアの募集で、インターンとしては編集/ライターのお仕事も募集しております。

――各募集の枠の中で必要なスキルとかはありますでしょうか。

菱谷:
 現状の採用方針として、必ずしもPOPカルチャーが好きな人でなくても採用を検討していこうと考えています。カルチャーに関する興味よりも、「新しいものを作りたい」といった自主性があるかどうかを重要視しています。今までは社風にあう方を集めてはいたのですが、それよりも技術に関して意欲がある方や、「こんなことをしてみたい」という意欲がある方に来てもらいたいなと思っております。

 会社的にも新しい風を吹かせたい、という思いが私の中にあるからでもあります。最近では10代の方たちが採用希望を出してくださるのですが、学歴だけをとってもほんとうに様々です。今までは、大学を経てから就職される方ばかりでしたが、それだとどうしても画一的になってしまうかなと思っていて。

 実際、直近で応募してきた方たちはとても明るかったり、オタクカルチャーに全く触れてきていない方たちだったり、現状のスタッフとは雰囲気が違っています。時代が変わっていく中で、新しいものはどんどん取り入れていかないと、メディアとしての新鮮さを維持できないとも思っているので、会社としての土台の部分を新たな人たちに託していけたらと思っています。
 
 技術的な面でいうと、採用情報に詳しくは書いてあるのですが、これを全部満たさないとNGという意味ではまったくありません。ただ、デザイナーやエンジニアとして今後活躍されるのであれば、自分が気になったことや改善しなければならないポイントについては、自ら積極的に取り組んでほしいという願いを込めて、あえて広く書いてあります。必要スキルと書いてある内容は身に着けておいてほしいのですが、優遇するスキルなどについては参考程度にしていただいて、入社後に身に着けていく姿勢があれば大丈夫です。実際、現状のエンジニアスタッフも、もともとは哲学科だったり、社会人になってから勉強して入社したメンバーもいますので、「エンジニアなら理系じゃないとダメ」ということもありません。

――入社後のキャリアステップをお教えください。

菱谷:
 まず評価の方法について説明いたします。現在、試行錯誤中ではあるのですが、面談を年に2回実施し、上長と一緒に今後半年間の目標や評価方針を考え、代表・副代表の許可を得て、半年間一緒に頑張っていくというのが流れとなっています。目標が達成できたら、さらに大きい仕事に挑戦する機会を作ったり、部下をつけマネジメントを経験してもらったり、それぞれにあった次のステップを用意していきます。
 社内的に1番ステップアップが早いのは、自分で企画を提案して、自分で成功させることです。社風として、本当になんでもやらせてもらえるので、どこまで自分が積極的に物事を動かせるのかというのが、全部署共通の指標となっています。私自身、何でもやりたがり屋だったので、入社して2年目なんですが、基本好き勝手にやらせてもらっていて、そのうえで困ったらまわりのメンバーたちに助けてもらうという形で楽しく働いています。

――お時間いただきありがとうございました!最後にワクワークに参加する就活生に向けてメッセージをお願いします。

菱谷:
 私自身の話をさせてもらいますと、就活というものを本当にまったくやってこなかったんです。だから、まず就職説明会に参加している、という段階でみなさんはもうすごいな、と思っています。
 イベントでは、自分がどうすれば働きながら遊べるのか、仕事を楽しめるのか、を1番に考えて、興味を持った会社の話をたくさん聞いてみることが大切なのかなと思っています。人によっては、仕事と遊びを分けて考える方もいるかと思うのですが、エンタメ業界というのは自分が楽しんでやらないと、やっている意味がぶれてきたり、モチベーションが上がらなかったりしてくると思うので、自分の趣味・やりたいことと仕事上の目標が近い場所にあるのか、という点を意識して、企業選びをしてもらうと良いのではないかと思います。

 ぜひとも弊社のブースにも遊びに来てくださいね!

――ありがとうございました!

 菱谷さんも参加予定のアニメ業界就職フェア「ワクワーク2019」のエントリーはこちら!

<ライター:木村幸輝 、 編集・撮影:中山英樹>

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