5月14日に、2022年度アニメライター講座の3回目の講義がオンラインで行われました。本記事ではその内容について抜粋してご紹介いたします。
執筆・編集:ドキドーキ!編集部
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まずは前回の振り返りと課題のフィードバックから始まります。
「オススメアニメを紹介する記事の企画」を考える今回の課題。
受講生の皆さんは『ゴールデンカムイ』と『レミーのおいしいレストラン』を紹介する記事の企画を提案しました。
どちらも大変面白そうな企画であり、ぜひ実際の記事を読んでみたいと思いました。
40分以上かけて丁寧なフィードバックが行われ、いしじま先生より企画をより良くするための具体的なアドバイスを沢山いただきました。
さて、今回のメインは「インタビュー記事の書き方」についてです。
インタビューといえば「取材」という言葉を思い浮かべる人が多いでしょう。
ですが、本来英語のinterviewは「面談、会談」という意味を表します。
つまり、インタビューでは会話やコミュニケーションが重視されるのです。
そのため、インタビューでは決して一方的に質問を続けたり誘導尋問をしてはいけません。
では、インタビューではどのようにして相手とコミュニケーションを取ればよいのでしょうか。
一つ目は、こちら(インタビューをする側)をリスペクトしてもらうことです。
言いかえれば、相手を対等な関係に近づけることを指します。
インタビューの相手は、監督や声優といった「偉い人」が多いです。
偉い人と話すときは、相手から一方的に情報が入ってくることがあります。
ですが、インタビューはあくまで会話です。
自分をリスペクトしてもらい、相手と同じ立場で意見交換ができないとスムーズな会話は成立しません。
相手と対等な関係に近づくことで、双方向のコミュニケーションを実現することができるのです。
二つ目に大事なことは、インタビューを通じて相手に新たな発見をしてもらうことです。
相手の頭の中で固まっていた考えも、インタビューを通じて誰かと話すことで、新たな視点から物事を見ることができるかもしれません。
「自分はずっとこう思っていたけど、あなたと話していると別の考え方も出てきたよ」と相手に言わせるのです。
そうすれば、その話自体がいい記事を書くことにつながるのです。
そのためには、まず相手に自分をリスペクトしてもらうことが必要です。
今回の記事ではインタビューに挑む心構えについてお伝えしました。
実際の講義ではこれに加えて、質問表の作成方法についてのお話や、具体的なインタビューのコツについて教えていただきました。
質疑応答の時間も含めて、内容が盛りだくさんの2時間でした!
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