2022年度アニメライター育成講座(現:アニメ業界ライティング講座)の2回目のゲスト講義が8月6日にオンラインにて行われました。今回はその内容をダイジェストにてご紹介いたします。
編集:ドキドーキ!編集部
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今回のゲスト講師はWebメディア「KAI-YOU.net」(https://kai-you.net/)の編集長、恩田雄多さん。
講義のテーマは「メディアの特性に合った記事の書き方」で、今回はKAI-YOUさんの特徴をお話しいただきつつ、どうすればそれに合った記事が書けるのか? について詳しくお話しいただきました。
講義冒頭は恩田先生の略歴とKAI-YOUさんのメディアとしての特徴について概説をお話しいただきました。前回講義でゲスト講師がいらっしゃったマグミクスさん(https://magmix.jp/)がアニメや漫画、ゲームに特化したメディアなのに対し、KAI-YOUさんは「POP」をキーワードにより幅広いカルチャーに関する記事を取り扱うところに特徴があります。
ちなみにここでいうPOPとは「ジャンル外の人にも届くようなコンテンツ力のあるもの」と定義をされていて、いわゆるサブカルチャーのように「知る人ぞ知る」的なポジションと対極にあるもの、とのことです。KAI-YOUさんにはいかにもサブカル的な印象があったのでこの点は意外でした。
また、KAI-YOUさんで記事を取り上げる際にチェックするポイントを、以下のように挙げて具体的に説明してくださいました。
・対象に越境性はあるか
・社会との接続性はあるか
・伝えたい内容を明確な言葉で表現できているか
・初見に対しての最低限度の情報は盛り込まれているか
・適切な文字数か
講義後半では課題記事へのフィードバックが行われました。
今回の課題テーマは「注目のYouTuber/VTuber」。KAI-YOUさんでも実際にこのテーマの記事が多数公開されているということで、受講生が制作した記事企画書や本文に対して実践的なフィードバックが行われました。
恩田先生のフィードバックで印象的だったのは、「この部分はこういう理由でとてもいいと思います」「ここはこういう理由で修正した方がいいと思います。たとえば、修正するならこうするのはどうでしょうか?」など、丁寧な言葉と表現で修正すべき理由がはっきり教えてもらえるという点です。それを通じて、KAI-YOUさんが何を大事にしているのか? 何を目指しているのか? というビジョンが感じられる、記事への単なる指摘に終わらない学びの多いフィードバックでした。
講義の最後には、恩田さんから受講生に対して「どうしてこの講座を受講されたのですか?」「今どんなことに取り組まれているんですか?」という逆質問も。ちょっとした面談のような雰囲気にもなり、お互いの理解が深まる講義になりました。
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